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西雲東花についての連絡所です。 トラックバックは現在受け付けておりません。
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覆面感想です。
Aブロック。

多少、厳しいことを申し上げているかもしれませんが、小説の価値そのものを否定するわけではありません。
読み手も人間なので好悪もあるし、どうしても自分の価値基準と噛み合わない部分、また同じ書き手として自分ならどう書くかを考えて突っ込んでしまう部分もあります。
そういうところで、ついあれこれ余計なことを言ってしまっているかもしれません。


いやなら、見ないでください、としか申し上げようがないです。
はい。

A01 弟
地の文が少し読みにくかったです。
三人称が神の視点ではなく、佐藤の視点から始まり、突然美緒の視点に移行、また佐藤に戻り、また美緒に行き、再び元に…。安定性を欠いていたように思います。視点のブレにちょっと戸惑いました。
「弟」というタイトルから考えてメインは佐藤でしょうから、視点は彼に統一した方がよいのでは?


A02 碧の空
「空の色」と書いても、世界次第でその色は変わってしまうわけですが…。
緑がかった空って、光学的にはどうなってるんでしょうか?太陽の色は?植物や作物の色や生育に及ぼす陽光の影響は?
…………些細なところを気にしてしまいました。
異世界トリップものの後日談かぁ。十二国記でもその辺り描いてますよね。帰ってないから。
ところで、シーナさん、七年前は灰色の受験生だったんですか?それで正確な心配蘇生法とか伝えられて、千里の先まで見通せるなんて、すごい。医学部?
帰れないと諦めているみたいだけど、それでは、どういう理屈(あるいは理論)でこっち側に来ちゃったのだろう?重力で上から下に落ちるような、一方通行の道があるのかな?でも、伝承にも手掛かりがないとなると、シーナさんが初めてってことよね?
果たして、シーナさんが最初の異邦人として伝説になり、後続の異邦人たちの道標となるのか。はたまた、シーナさんだけが特別なのか(そうだとしたら、それはなぜなのか?)
いろいろ気になるー。


A03 光り輝く風景
結局よくわからなかったのでコメントが難しいのですが、あそこで娘さんが名前答えてくれる確率低くない?彼、怪しまれない?


A04 愛に逢いに
個人的な事情からコメント差し控えます。


A05 洗濯参景 -十和と千早-
元カレの言動、確かにうざいなー(笑)でも、貯められるポイントを貯めない男は結婚には向かぬ。これも真理(笑)
しかし、十和さん、いいキャラだわ~。惚れる(笑)


A06 俺と彼女の模範解答
逆プロポーズ小説。
しかし、健太氏に申し上げたい。
いくら相手が素晴らしい美人でも、平凡かつ一般的かつ並みの男は、奇人を愛せないのだよ。むしろ、平凡な男は自分とトントンくらいの女が好きなんだよ(女相手にコンプレックス持ちたくないから)
てな訳で、小夜子女史を愛する君は立派な奇人変人です。容姿はどうだか知らないが、自信持ってよし。あんたら同類だから(って、二人の共通の友人は思っているに違いない)


A07 色覚研究所奇譚
お優しい人格者の旦那様が、拾った猫を「捨ててこい」とか言いますかね?いくら会社が傾いても、猫の一匹くらい養えるでしょ。
この辺りで「この書生、胡散臭いな~」と思ってしまった私。あなた、物事を自分に都合よく解釈する傾向があるんじゃないか?
てゆーか、彼は雲上人気分が没落状態の今も抜けてませんよね?遠縁の求婚者を「成金の田舎者」だと連発して、名前では呼びもしない。何その上から目線。お嬢さんに相応しくないんじゃないの?(酷)
こう考えていくと、お嬢さんが書生以上の存在と認めてくれたとか、逢瀬を重ねたとか、ただの思い込みストーカー?たぶんお嬢さんは律儀で、かつ、猫ゴッホの様子を見に行ってただけに思われる。だってお嬢さんから愛を伝えるような言葉は出てないよ?
さらに「教養がない」と彼が切って捨てた場面も、立場を変えると…
「ゴッホ?変わった名前ですね」
「画家の名前ですわ」
「そ、そうなんですか。申し訳ない、私はあまり美術には詳しくなくて…」
「まあ、ではルノワールもご存じない?レオナード藤田も?」
「は、恥ずかしながら…」
「あらあら」
すいませーん!成田様って、かなり優良物件ですよー!?
結論。書生、ストーカー疑惑濃厚。
なので、色覚研究所のくだりからは「さーあ、これから傲慢の鼻&妄想をボッコボコよろしくー!」となっちゃった。ふふふ、読み間違えてたら恥(爆)
ただ、最後のオチがあっさりしすぎかな。こうした『願い叶えます』系は一般文芸でもオンノベでも数多書かれているので、比べられると結末が弱い印象(比べるな)


A08 歌う青と芽吹く緑
樹公はある日ポンと森に現れて、彼が樹公であると森林官に教えられているわけですよね?
では、森林官という職務はいつから邑に存在するのでしょうか?なぜ、その職が生まれたのか?そこがよくわからない。
まあ、鶏が先か?卵が先か?みたいな話になってしまうのですが。しかし、祀る対象もなく祀り手が生まれるかな、という疑問が。
樹公以前に別の樹公がいたのでしょうか?そして触れ合うことで、森林官は生まれたのでしょうか?しかし、森林官の代替わりはあるらしいが、樹公の代替わりを匂わせるような記述は見当たらない…。
では森林官は最初は文字通り森林を管理する官職だったのか?そこに突然樹公が現れたのか?しかし、それならばなぜ樹公をすぐに樹公と認められたのか?
以上を総合すると「樹公は森を護り邑を護り人を護る」というのは、人間側の勝手な規定のように思えました。自己が何者かもわからないままポンと生まれた彼であれば、森林官との接触なくしては「人を護る」意識はまず芽生えないはずなので。
とすると、女森林官とその息子が我が儘に見えてしまう。邑の論理で樹公とされた存在に甘え、八つ当たりし、今度は人になれ…だなんて。


A09 蜜色のアトリエ
戦女神って人間なの…?年をとるみたいだから、人間だよね。だとしたら女神って呼ぶかな?細かいことかもしれないけど、いいとこ『戦女神の化身』くらいじゃないかなぁ。それか戦乙女とか。女神って言い切っちゃうと、宗教性が……まあ、本筋には関係ないですけどね。すいません。
砂絵じゃなくて、ガラスに白い砂を埋め込んで彩飾する模様。見てみたい。


A10 言祝ぎ
ご婚約おめでとうございます。
ところで、ここの風俗はどんな感じなのでしょう。十六なら仕官云々…ってありましたが、お偉方の娘が仕官する制度があのでしょうか?女でも役人になれるということ?
あと、昇進の話に絡んで出回った噂が「すれ違い様に喧嘩をふっかけた」って、どういう状況なのでしょうか?作中では州侯の性格が不明なので、一瞬、読み間違えたかと思いました。


A11 月影に色ふ
> ある金曜の午後、美崎が急に転校することが報せられた。それも週明けにはもういないのだと。

ここの文章は「報された」でいいと思うのですが、誤植かな?
話の流れはすっきりしているのですが、後半は正視点の三人称がほとんどだから、ずっとそれで統一されていた方がわかりやすかったと感じました。美崎の「憂鬱」を挿入するために彼女の視点も入れたのでしょうが、そのせいで早々にネタが割れてしまいました。しかも、そこまでは何も知らない正に同調して読んでいたため、風雲急を告げた辺りから読者である私と正が引き離され、彼女が家庭で問題を抱えていたことを知った正がショックを受ける場面で同調できず(だって私はもう知ってるし)そこに繋がる告白シーンもいまいち盛り上がれませんでした。


A12 花びら一つ、あなたに
誰なのですか、あなたは。気になるじゃないか…!
しかし、他に王子がいるようなので、鬱だか狂気だかわかりませんが、王家に相応しくないと判断される状態の末王子ならば、城の奥か僧院で幽閉になっちゃうんじゃないかなぁ…。跡継ぎじゃないし。
少なくとも姉姫の目につくところには置かない気がする。しかもまだ王宮にいるってことは姉姫まだ未婚なんだろうから余計に。
しかし、一体何者なんだこの語り手は。なぜ処刑されずに見張り付きで牢獄の中なのか。くぅ、気になるー。

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無題
こんにちは、そしてご無沙汰していました、楽遊です。覆面5ではお世話になりました。いや、楽しかったですねー。
さて、拙作への感想をありがとうございました。
『報せられた』は少々他人行儀な距離感・ニュアンスを取るために「報された」ではなくこちらを選んだのですが、ご指摘を受けてみると確かに違和感がある気もします。うーん、もうちょっと考えてみますね(^^ヾ
それから視点は、神視点で二人を巡って双方向から――を狙ってみたのですが、なかなか難しいですね。ラストへの流れを阻害してしまったのであればそれは大きな反省点。ご指摘は今後の糧となるよう大切に扱わせていただきます。
今回は辛口・甘口について色々な議論がありましたが、貴重なご意見、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

それでは、今回はこの辺で。
失礼いたします (^^ノシ
楽遊 URL 2011/10/16(Sun)21:38:45 編集
無題
こんばんは。
こちらこそご無沙汰しっぱなしで申し訳ありません。
今回の覆面も大がかりで、しかもツイッターがあったために、かなりヒートアップした部分がありましたね。
良くも悪くも。
まあ、閑古鳥モードに入るよりはいいのでしょう。そう思ってます(笑)

>『報せられた』について
一読した時に、ちょっと違和感を覚えましたもので。
他人から「報された」で、十二分に二人の溝うかがえたと私は思ったのですが。うーん。どうでしょう。

>視点
これまた正解があるようなないような、難しい問題なのですが。
冒頭から視点が自由に動いていればいいんでしょうが、ある程度固定されていたのが、急に動くと人間は違和感を覚えやすいようです。


まあ、お前はどうなんだ、と言われると裸足で逃げ出す根性ナシ文才サシですが、せっかくの企画ですし、一期一会の感想も貴重かと思い、感じたままを書かせていただきました。

それでは。
らっきーからー。 2011/10/18(Tue)18:34:52 編集
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